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夜の静かなオフィス。
ソファーに深く腰掛けた女と
彼女の前に跪いているのは
今日から配属されたばかりの新入社員。
「顔を上げなさい。」
「はい!」
反射的に背筋を伸ばす。
「今日からオマエは、私の下で働くことになる。
ここでは、私の言葉が絶対。
逆らうことは許さない……分かった?」
「は、はい!」
その返答は、不安交じりに、でもどこか期待に満ちているようにも聞こえた。
「では、最初の教育をはじめましょう。」
デスクの上に置かれた一本鞭を手に取る、その動きに息を呑む。
「社会人として最も重要なことは、報告、連絡、相談。
でも、オマエのような新入りには
まず『服従』を徹底的に叩き込む必要があるわね」
パシッ
鞭の先を足元に落とされる。
乾いた音が、静かなオフィスに響く。
「私の許可なく、行動する事は一切許しません。
指示されたことはすぐに実行しなさい。
質問は、私の機嫌が良い時のみ。良いわね?」
一言、一言、発する度に鞭が足元に落とされる
「はい! 肝に銘じます!」
先ほどよりもいくらか力強い返答。
その目には、自分に鞭を振るわれる恐怖心と、
裏腹の隠しきれない興奮の色が宿っている。
「では、最初の命令よ。
私のこの靴を……舌で丁寧に磨きなさい。」
М心を抑えきれないオマエは
歓喜に震えながら床に手をつき、
ハイヒールの靴底に舌を這わせる。
「なかなか飲み込みが早いようね。
でも、まだまだよ。
これから、社会の厳しさ……
そして私への絶対的な服従を
オマエに教えてあげる」
夜はまだ始まったばかり。
2人の歪んだ新人教育の幕が開けた瞬間だった……。